Interview01
商品開発でも大切なのは、人との関わり。
後世に続くモノづくりに取り組みたい。
2010年入社/入社14年目
マーケティング部
A.Sさん
- 好きな香り
- ウッディ調の香り
- 好きな有名人
- 栗原恵さん(元バレーボール選手)
- 日本香堂に入ろうと思った動機はなんでしたか。
- 記憶と香りがつながっているということを授業で学び、香りに携わる仕事に興味がありました。それで、香りに関わるメーカーを見ていくなかで「日本香堂」を見つけました。お線香の会社として、豊富な香原料を扱っているところや、お線香以外の香り商材にもチャレンジしているところが魅力でしたね。
- 最初はどの部署でしたか。
- 情報システム部に7年。その後、営業部門である市場開発部に4年。そしてマーケティング部で3年目です。
- マーケティング部はどんな仕事をしているのですか。
- 市場の動向を読みつつ、商品開発や販促物作りをしています。まず商品開発では、コンセプトに基づいた商品設計を行います。仕入れ先との調整、研究室や生産管理と製造までのスケジュールを組むのも大切な仕事です。販促物では、営業からの要望も取り入れつつ、効果的な販促内容を検討、作成します。
社内でのコミュニケーションも重要ですが、展示会では代理店や消費者とのコミュニケーションの場もあります。さまざまな場所で多くの方々と関わることができる部署です。 - やりがいを感じるのはどんなときですか。
- 開発に携わっている商品が伸び悩んだ時に、周囲の人の協力を得て発想を変えることでクリアできたときでしょうか。一番嬉しいのは、展示会などで消費者の方と直接話せて、生の声をいただけるときですね。
SNSのコメントも嬉しいです。私が携わった商品ではないですが、先日、「香結び藤花」という新商品が出たんですね。すると「藤の香り、待ってました!」というコメントを寄せてくださった方がいて、とても嬉しかったです。
他にも「お香は大体30分で燃焼するので、それを目処にヨガなどで利用してもらえたら」といった提案をしたときも「やってみます」といったコメントをいただいて、皆さんの生活に役立ったのかもと嬉しかったです。 - 香りを通して人とのつながりを感じるのはどんなときですか。
- 「青雲」のCMでは「強く生きよう」という企業としてのメッセージを伝えていたのですが、それに対して消費者の方から「良いCMですね」とお電話をいただきました。「喪中はがきが届いたら、お線香を送りましょう」とか、電報とお線香をセットにして送るとか、業界全体が動くような習慣の提案をしていけるのも、いいことだなと思います。
人と人をつなぐ、ということは、ひいては習慣や世の中を何か変えていくことにもつながっていくんですよね。すごいことだと思います。 - 社内でのつながりを感じたことはありますか。
- 弊社東京本店にて、お取引先様やご近所様を招いて「設立記念会」が開催されました。そこで、トランペット、ホルン、シンセサイザー、ギター、パーカッションなど、みんながそれぞれできる楽器を持ち寄って、バンド演奏をしたんです。私は吹奏楽部でトランペットを吹いていたので。
「青雲」50周年の際には、 『 青雲の歌 』 と 『 夜明けの歌 』 を林家たい平さんと社員で結成した青雲オールスターズで一緒に歌うこともできました。過去の歴史を受け継ぐ一員となれたようなつながりを感じ、忘れられない思い出になりました。
また、部署を複数経験することで知識がつながり、いまのマーケティング部という部署でも活きていると感じます。 - これから、どんな仕事をしていきたいですか。
- 「毎日香」「青雲」という二大ブランドを大切にしつつ、御供養の形がさまざまに変化していく時代にも対応していかないといけません。情報やデータを集めて分析し、お客様に必要とされる商品を作っていきたいです。
香りやけむりを通じて、故人とつながるお線香の良さをどうやって後生へつなげていくか、また、心を落ち着ける時間の大切さをもっと知ってもらえるように、メディアなども活かして、お客様との接点を増やし、コミュニケーションをとっていきたいです。
- 座右の銘
- 何事もまずは一歩踏み出してみることを大切にしています。
どの部署においても、自分の信念に沿ってコツコツと取り組んだ結果、入社当時には考えられない経験がたくさんできました。
マーケティング部でも、これまで日本香堂が創り上げてきた歴史や思いをつなげながら、人々の心に残る商品づくりを行っていきたいです。